ムー創刊40周年記念特番の撮影・配信技術を担当しました|動画制作秘話Vol.6
UFO・超能力・UMA・怪奇現象・古代文明・神秘・スピリチュアル・都市伝説・・・。
多岐に渡るテーマを扱い、世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリー・マガジン『ムー』、創刊号は1979年10月9日発売なので今年で発売から40年。
そんな40周年記念特別号の発売日だった2019年10月9日の前日である10月8日21時より、ニコニコ生放送にて40周年記念特別号発売カウントダウン生配信が実施されました。
今回の生配信でCandeeの技術チームは撮影・音声・カメラスイッチング・ライブ配信パートを担当させていただいたので、その現場の模様をお届けします。
何が起こるかわからない3時間超えの生配信
今回の生配信の目的は、冒頭に紹介した通り、ムー創刊40周年を記念した40周年記念特別号の発売日を迎えるカウントダウン生配信です。
MCの雛形羽衣さん(劇団ディアステージ)の進行で、月刊ムーの三上編集長はじめ、宍戸副編集長やムー歴20年以上のベテランスタッフさんが、過去の特集を振り返りながらムーの40年間を語る第一部と、魔女・超能力者・占い師のみなさんが2020年の世界や日本を語る第二部の2部制で、3時間超のライブ配信番組でした。
テレビで3時間にわたって月刊ムーを語るのは難しいかもしれないですが、インターネット配信のニコ生だからこそ語れる事も多い。これがライブ配信の良いところですよね。
過去の特集を振り返るコーナーでは、1984年10月号で取り上げられた「日本のピラミッド全調査」など、僕が生まれる前の話も出てきて、改めてムーの歴史を感じることに。
配信ではマルチアングルを存分に活用
あっという間に第一部が終わり、23時より始まった第二部は、超能力者・占い師・魔女のみなさんと三上編集長による2020年の世界や日本について語っていくコーナー。詳しい内容はともかく、世界や日本の行末を占うムーらしい内容も。気になる方はぜひニコ生のタイムシフト視聴で楽しんでください。(https://live.nicovideo.jp/gate/lv321372253)
第二部の占いコーナーでは、生放送の醍醐味を存分に発揮し、リアルタイムに2020年の世界や日本の行末を占うことに。
今回の配信は5カメラを活用したマルチアングル配信でしたが、占いの手元や出演者の表情など、肝心なシーンを見逃さないように取り続けるカメラマンと絵をベストなタイミングで切り替えるスイッチャー。
3時間という長丁場で集中力を維持し続ける必要がありましたが、バッチリ大事なシーンを押さえて、視聴者のみなさんにお届けしました。
タイミングがシビアなカウントダウンも
第二部もあっという間に過ぎていき、いよいよ今回の配信のメイン、ムー創刊40周年記念特別号の発売を迎えるカウントダウンが目前に。
生配信のカウントダウンで失敗するなど、あってはならない大事故。ですが、今回の現場は「ムー」の生配信なので、何が起こるかわかりません。スタッフの緊張感もより一層高まります。
番組の進行を見ながら、時計から目を離さないスイッチャー。
そして時はきて、60秒前のカウントダウンが始まると同時に、60秒のタイマーの絵を配信に乗せます。
時間はバッチリ!
30秒前・・・
15秒前・・・
・・・
10秒前・・・・
5秒前・・・
4・3・2・1秒前・・・
・・・
拍手とともに、ムー創刊40周年記念特別号の発売日を迎えることができました。
手前味噌ながら、完璧なタイミングでバッチリでした。
カウントダウン後は、ヴィジャボードと呼ばれる文字盤を使って月刊ムーの2020年を占うことに。
文字盤が示した文字列は謎のアルファベット7文字。生配信ででてきたキーワードなので、ガチのキーワードです。
こちらが2020年も、ひいては今後ムーが発展する為に必要なキーワードらしいですが、いったい何のメッセージなのか・・。気になる方はぜひニコ生のタイムシフト視聴で楽しんでください。(二回目)
謎が深まる中、時間が溶けるように過ぎてしまった3時間。長丁場かつマルチアングルの現場でも、Candee技術チームは最高の映像を視聴者の皆様にお届けしています。
【スタッフ】
カメラマン:佐々木・内山
スイッチャー:三好
音声:岩田
配信:坂元
【今回使用した主な撮影 / 音声 / 配信機材】
カメラ:Panasonic AG-HPX175 *5 (ドワンゴ様機材)
スイッチャー:Panasonic AV-HS410N (弊社機材)
音声:YAMAHA 01V96i (ドワンゴ様機材)
配信:MacBook Pro + Wirecast Studio(ドワンゴ様機材)